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2020.11.13

ホームデンタル通信Vol.12

平素よりご通院いただきましてありがとうございます。歯科衛生士の大山です。
朝晩の冷え込みが身にしみる季節となりましたが体調を崩されないようお気を付けください。

今回は唾液についてです。

唾液には消化液としての働き以外にも早口腔粘膜の健康を維持する重要な働きがあります。

<唾液の機能>

  • 浄化作用
    (洗い流す)
  • 抗脱灰作用
    (虫歯を防ぐ)
  • 保護作用
    (粘膜などを保護)
  • 排泄作用
    (異物などを体から出す)
  • 緩衝作用
    (pHを中性に戻す)
  • 抗菌殺菌作用
    (最近が入ってくるのを防ぐ)
  • 味覚発現作用
  • 円滑作用
    (飲み込みやすくする)

成人の1日の唾液分泌量は1~1.5Lと言われています。

唾液分泌量には個人差、性差、年齢差、季節変動が認められます。唾液の分泌が低下すると粘膜が傷つきやすく炎症などが起こりやすくなります。また食事や会話、嚥下の際に困難を感じます。さらに歯肉炎、むし歯になりやすい傾向にあります。

唾液分泌を促すには? ➡ 唾液腺マッサージがあります。

唾液腺をマッサージして刺激することによって唾液が出ます。唾液腺マッサージや水分をこまめにとってお口の中の乾燥を防いでみてください。

①耳下腺マッサージ

レモンなど酸っぱいものをイメージすると唾液が出てくる腺です。人差し指から小指まで揃えて、耳たぶのやや前の方、上の奥歯あたりのほほにあて、円を描くようにして優しく5~10回押します。

②顎下腺マッサージ

あごの骨の内側にある柔らかい部分にある腺です。耳の下からあごの先まで、指先で何カ所かを押します。5~10回を繰り返し。

③舌下腺マッサージ

あごの先端部分の内側、舌の付け根にある部分です。あごの真下から下を突き上げるようにして両手の親指を揃え、ぐーっと押します。5~10回繰り返し。

TEL:023-674-8728
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